株式会社エイジア(2352)は、インターネットを利用した販売活動を支援するパッケージソフト「WEB CAS(ウェブキャス)」の開発・販売を主力に扱う会社で、今後注目している東証1部の銘柄です。
このページではエイジアの配当利回り・PER・PBR・配当性向・自己資本比率・事業の将来性など分析していきたいと思います。

エイジアの株価の推移
エイジアの株価の推移です。
1300円をウロチョロ。
エイジアの株主優待
株主様限定特設サイト「エイジア・プレミアム優待倶楽部」において、会員登録のうえ、ポイントと食品、電化製品、ギフト、旅行・体験などに交換可能。
200株以上 | 保有期間 初年度:1,000ポイント 2年目以降*:1,100ポイント |
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300株以上 | 保有期間 初年度:1,500ポイント 2年目以降*:1,650ポイント |
400株以上 | 保有期間 初年度:2,500ポイント 2年目以降*:2,750ポイント |
500株以上 | 保有期間 初年度:3,500ポイント 2年目以降*:3,850ポイント |
700株以上 | 保有期間 初年度:5,000ポイント 2年目以降*:5,500ポイント |
* 3月末日および9月末日時点の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上記載または登録されていること。
※株主優待ポイントは次年度へ繰越可。(ポイントは最大2年間有効)
※2年以上自社株式を保有している株主さまは1.1倍のポイントを受け取ることが可能。
※株主優待ポイントを繰越す場合、3月31日および9月30日時点の株主名簿に同一株主番号で記載または記録されていることが条件。
翌年9月30日現在の権利確定日までに売却やご本人様以外への名義変更及び相続などにより株主番号が変更された場合、ポイントの繰越はできず当該ポイントは失効となる。
8/6現在 エイジアの配当利回り・配当性向・PER・PBR・ROE・ROA・自己資本比率
配当利回り(総合利回り):2.10%
配当利回り(%)=配当(円)÷株価(円)×100
配当利回りとは、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値です。
総合利回りとは「配当金+株主優待」を計算し、投資額に対するリターンがどのくらいあるかの割合です。

配当性向:約62.0%
配当性向は62.0%。
配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100
配当性向(EPS)とは利益を株の総数で割ることで1株あたりの利益を算出したものです。

100%を超えると利益が出ていないにもかかわらず配当を出しているということになります。
PER:17.20
PER=株価 ÷ 一株あたり利益(=EPS)
PERは、株価が1株当たりの利益の何倍になっているのかを表したもので、数字が大きければ割高、数字が小さければ割安です。

PBR:3.80
PBR(倍) = 株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)
PBR(株価純資産倍率)は、1株あたりの純資産に対して、何倍の株価で株が買われているかを表しています。

PBRを見れば、会社の資産に対して株価が高いか安いかを判断できます。
ROE:9.1%
ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROEは利益を株主資本で割った数字で、株主のお金でいかに効率的に利益を上げているかを示す指標で10%以上が優良とされています。
ROA:7.6%
ROA(%) = 当期純利益 ÷ 総資産 × 100
ROAは総資産に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す指標です。

ROAが高いほど、効率的に利益を生み出せている会社であると言えますが、借金まみれということもあるので「ROAが高いから問題がない」とは限りません。
補足 ROEとROAの違い
意味 | ||
ROE | 自己資本比率 | 株主から預かったお金でどれだけ利益を出しているか |
ROA | 総資本利益率 | すべての資産でどれだけ利益を出しているか(借金も含む) |
自己資本比率:80.3%
自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)
自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値です。
自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。

自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよいとされています。
競合他社と比較
*横にスクロールできます。
配当利回り | 配当性向 | PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 | |
2352 エイジア |
2.10% | 約62.0% | 17.20 | 3.80 | 9.1% | 7.6% | 80.3% |
3923 ラクス |
0.25% | 約19.6% | 100.92 | 25.87 | 24.5% | 16.6% | 74.8% |
3919 パイプドHD |
1.91% | 約64.9% | 11.80 | 3.42 | 5.9% | 2.4% | 41.1% |
時価総額を比較
エイジア:48.1億円
ラクス:1,139億円
パイプドHD:89.3億円
エイジアの売上高・営業利益・経常利益・純利益の推移
増収が続いて業績は良好です。
業績から稼ぐ力(営業利益率)を見ていきます。
*営業利益率=営業利益÷売上高×100
一般的には7%、10%あれば優良企業と判断できます。
15.3 約17.3%
16.3 約20.9%
17.3 約21.6%
18.3 約23.0%
19.3 約21.8%
20.3予 約23.0%
21.3予 約23.2%

過去5年の株価と営業利益率の相関関係も見ましょう。
エイジアの財務・キャッシュフロー2019
エイジアの財務状況
総資産:16億8800万円
自己資本:13億5600万円
自己資本比率:80.3%
資本金:3億2200万円
利益余剰金:8億9900万円
有利子負債:0円
無借金経営で、自己資本比率がハンパなく高く好感が持てます。
エイジアのキャッシュフロー
キャッシュフロー計算書は、企業のお金の流れがわかる財務表で、いま健全に経営ができているか判断できます。
・営業キャッシュフロー
・投資キャッシュフロー
・財務キャッシュフロー
と3つの指標があります。
()内は前年度。
営業キャッシュフロー 2.9億円
営業キャッシュフローとは本業の利益です。この項目がプラスということは本業が順調だと判断できます。
マイナスだと本業が苦しいということになります。
投資キャッシュフロー ー2.17億円
投資キャッシュフローですが、主に固定資産の取得や売却した金額です。
固定資産が増えれば投資キャッシュフローはマイナス、固定資産が減れば投資キャッシュフローはプラスになる関係です。
固定資産を取得すると会社の資金が出ていき、投資キャッシュフローはマイナスの値となりますが、所持していた固定資産を売却すると現金が入り、投資キャッシュフローはプラスの値となります。
優良企業は積極的に投資をしていくのでマイナスになることが多い項目です。
財務キャッシュフロー ー2.68億円
営業活動や投資活動のために資金が調達または返済された額です。
借金を返済したり自社株買いをするとマイナスになります。
反対に、借金をしたり社債などで資金調達するとプラスになります。
現金等 8.45億円
現金等(現金同等物)とは、「現金」と「換金性の高い資産」を合わせたものをいいます。
換金性の高い資産とは、3ヶ月以内に現金に変えることができる資産であり、価値がほとんど変動しない資産です。

実際に企業が金庫に現金を持っているケースは少なく、現金のほとんどは預金資産で、「現金等=現金」と考えて問題ありません。
ただし、「3ヶ月以内に現金に変えることができる資産」という条件があることから、「6ヶ月の定期預金」は現金同等物に含めることができません。
一見手持ちの現金が少ないように見えて、実は6ヶ月以上の長期定期預金にかなりの現金を預けていた。ということもあるのです。
補足 フリーキャッシュフロー -0.08億円
フリーキャッシュフローとは会社が自由に使えるキャッシュのことで、キャッシュフロー計算書では大切な項目です。
営業キャッシュフローと投資キャッシュフローを足して計算します。
2.09-2.17=-0.08億円
エイジアの直近の決算
2019/7/31に2020年3月期第1四半期の連結業績を発表。
売上高は4億4100万円(前年同期比18.3%増)←10期連続で増収
営業利益は6億9000万円(同11.3%増)
純利益は7億1万円(同14.7%増)
となりました。
クラウドサービスが好調に推移し、大幅に伸長したことが主な要因です。
また、当初計画していた人材採用費が想定よりも効率化できたのも増益の理由です。

エイジアの事業内容と収益
エイジアの事業内容は
・アプリケーション事業
クラウドサービス、ライセンス販売、ライセンス保守
・コンサルティング事業
・オーダーメイド開発事業
・EC事業
とあります。
詳しく見ていきましょう!
*株式会社エイジアの決算資料から抜粋させていただきました。
アプリケーション事業
クラウドが大幅に増収となるが、ライセンス販売は前期大型案件の反動で減少

コンサルティング事業
子会社FUCAの大型Web制作案件の受注が一巡し微減

オーダーメイド開発事業
前期同様にエンジニアをアプリケーション事業へ振分けており、ほぼ横ばい
EC事業
アプリケーション事業における製品開発を強化するため、EC事業のマーケティングノウハウ吸収を目的にベビー服ECサイトを2018年9月1日に事業買収し新設した事業セグメントです。
連結化したため売上高=前期比増加額となる。
主力製品は「WEBCAS(ウェブキャス)」
「WEBCAS」は使用頻度の高い機能だけを厳選して搭載した、使い勝手の良いCRM(顧客管理システム)です。
また、大規模に耐えられる性能があり、「フォームへの大量アクセスをさばけるインフラを構築・維持できる経験とノウハウがある」という点において抜きんでています。
4,000社以上がすでに導入しており、経験・実績が豊富な点も魅力。

まとめ
今後AIのマーケティング分野はかなり伸びる市場です。
エイジアはAIのマーケティング分野に積極的に参入することもあり、応援していきたい企業の一つです。
参考になれば幸いです。
あなたと私の資産が増えますように☆
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SBI証券口座でも取引しましたが、個人的には楽天証券のほうが使いやすいですね。
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単元株で買う資産がないときは、私はネオモバで株を買っています。
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