セガサミーは個人的に注目している株で、現在200株ほど保有しています。
このページではセガサミーの配当利回り・PER・PBR・配当性向・自己資本比率・事業の将来性など分析していきたいと思います。
セガサミーの株価の推移
セガサミーの株価の推移です。
1330円をウロチョロ。
セガサミーの配当利回り・PER・PBR・配当性向・自己資本比率
配当利回り:2.85%
配当利回り(%)=配当(円)÷株価(円)×100
配当利回りとは、購入した株価に対し、1年間でどれだけの配当を受けることができるかを示す数値です。

配当性向:355%
配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100
セガサミーの前期の配当性向は355%とかなり高い。
2020/3は62.5%と下がる予定なので期待しています。
配当性向(EPS)とは利益を株の総数で割ることで1株あたりの利益を算出したものです。
利益のうちどのくらいを配当に回しているかこの指標でわかります。
100%を超えると利益が出ていないにもかかわらず配当を出しているということになります。
PER:21.97
PER=株価 ÷ 一株あたり利益(=EPS)
PERは、株価が1株当たりの利益の何倍になっているのかを表したもので、数字が大きければ割高、数字が小さければ割安です。
PERは日本企業の平均が15倍弱で低いほど割安とされています。
PBR:1.08
PBR(倍) = 株価 ÷ 1株あたり純資産(BPS)
PBR(株価純資産倍率)は、1株あたりの純資産に対して、何倍の株価で株が買われているかを表しています。
PBRは2倍以下を目安に健全だとされています。
PBRを見れば、会社の資産に対して株価が高いか安いかを判断できます。
ROE:0.9%
ROE(%) = 当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
ROEは利益を株主資本で割った数字で、株主のお金でいかに効率的に利益を上げているかを示す指標で10%以上が優良とされています。
セガサミーはなんと0.9%と低い。
ただ2020/3は5%の予定で期待しています。
ROA:0.6%
ROA(%) = 当期純利益 ÷ 総資産 × 100
ROAは総資産に対してどれだけの利益が生み出されたのかを示す指標です。
ROAを見れば、企業が総資産をいかにうまく使って利益を生み出しているかが分かります。
ROAが高いほど、効率的に利益を生み出せている会社であると言えますが、借金まみれということもあるのでROAが高いから問題がないとは限りません。
補足 ROEとROAの違い
意味 | ||
ROE | 自己資本比率 | 株主から預かったお金でどれだけ利益を出しているか |
ROA | 総資本利益率 | すべての資産でどれだけ利益を出しているか(借金も含む) |
自己資本比率:65.1%
自己資本÷総資本(自己資本+他人資本)
自己資本比率とは、返済不要の自己資本が全体の資本調達の何%あるかを示す数値です。
自己資本比率が高いほど経営は安定し、倒産しにくい会社となります。
自己資本比率は会社経営の安定性を表す数値であり、高いほどよいとされています。
他社と比較
*横にスクロールできます。
配当利回り | 配当性向 | PER | PBR | ROE | ROA | 自己資本比率 | |
6460 セガサミー |
2.85% | 335% | 21.97 | 1.08 | 0.9% | 0.6% | 65.1% |
9766 コナミホールディングス |
1.47% | 49.8% | 20.24 | 2.27 | 12.9% | 9.0% | 72.9% |
9684 スクウェア・エニックス |
1.16% | 30.3% | 24.52 | 2.20 | 9.3% | 6.6% | 72.9% |
9697 カプコン |
1.58% | 30.3% | 16.31 | 2.75 | 14.4% | 10.2% | 71.9% |
時価総額を比較
セガサミー:3442億円
コナミホールディングス:7404億円
スクエア・エニックス:4558億円
カプコン:2994億円
利回りはセガサミーが一番いいですね。
ROE・ROAは他社のほうがいまのところ良いです。
セガサミーの売上高・営業利益・経常利益・純利益の推移
業績からセガサミーの稼ぐ力(営業利益率)を見ていきます。
*営業利益率=営業利益÷売上高×100
一般的には7%、10%あれば優良企業と判断できます。
15.3 約4.9%
16.3 約5.1%
17.3 約8%
18.3 約5.5%
19.3 約3.9%
20.3予 約7%
21.3予 約7.6%
過去5年の株価と営業利益率の相関関係も見ましょう。
セガサミーの財務・キャッシュフロー2019
セガサミーの財務状況
総資産:4646億5400万円
自己資本:3026億4800万円
自己資本比率:65.1%
資本金:299億5300万円
利益余剰金:2018億8900万円
有利子負債:761億8600万円
セガサミーのキャッシュフロー
キャッシュフロー計算書は、企業のお金の流れがわかる財務表で、いま健全に経営ができているか判断できます。
・営業キャッシュフロー
・投資キャッシュフロー
・財務キャッシュフロー
と3つの指標があります。
()内は前年度。
営業キャッシュフロー 148億円
営業キャッシュフローとは本業の利益です。この項目がプラスということは本業が順調だと判断できます。
マイナスだと本業が苦しいということになります。
投資キャッシュフロー -221億円
投資キャッシュフローですが、主に固定資産の取得や売却した金額です。
固定資産が増えれば投資キャッシュフローはマイナス、固定資産が減れば投資キャッシュフローはプラスになる関係です。
固定資産を取得すると会社の資金が出ていき、投資キャッシュフローはマイナスの値となりますが、所持していた固定資産を売却すると現金が入り、投資キャッシュフローはプラスの値となります。
優良企業は積極的に投資をしていくのでマイナスになることが多い項目です。
財務キャッシュフロー ー206億円
営業活動や投資活動のために資金が調達または返済された額です。
借金を返済したり自社株買いをするとマイナスになります。
反対に、借金をしたり社債などで資金調達するとプラスになります。
補足 フリーキャッシュフロー -73億円
フリーキャッシュフローとは会社が自由に使えるキャッシュのことで、キャッシュフロー計算書では大切な項目です。
営業キャッシュフローと投資キャッシュフローを足して計算します。
148-221=-73億円
キャッシュフローは悪いですが、セガサミーはキャッシュは1480億円とまだ潤沢にあります。(有利子負債は761億8600万円)
セガサミーの直近の決算
2020年3月期第1四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年6月30日)
2020年3月期第1四半期の連結業績を発表。
売上高は727億3,400万円(前年同期比5.7%増)
営業利益は34億900万円(同264.6%増)
経常利益は23億2,372万円(同244.6%増)
と増収増益となりました。
とくにデジタルゲーム分野における一部既存タイトルが好調で大幅な収益性が改善しました。
セガサミーの事業内容
セガサミーの事業は大きく分けて
・遊技場事業
・エンターテイメントコンテンツ事業
・リゾート事業
と3つあります。
今回決算が好調だったのは先ほど申し上げた通り、エンターテイメントコンテンツ事業のパッケージゲーム分野で新作タイトルの販売が好調だったことに加えて、デジタルゲーム分野でタイトル譲渡益を計上したことが業績拡大につながりました。
ほかの事業も含めて全体の収益を見ていきましょう。
遊技機事業
売上高は17,191百万円(前年同期比20.1%減)、営業利益は1,332百万円(前年同期比22.6%減)
エンターテイメントコンテンツ事業
売上高は53,082百万円(前年同期比17.9%増)、営業利益は4,953百万円(前年同期比195.1%増)
リゾート事業
売上高は2,460百万円(前年同期比6.0%増)、営業損失は859百万円(前年同期は営業損失674百万円)
セガサミーまとめ
セガサミーではカジノ関連事業を新たな収益源として考えていて、日本でのカジノ解禁に備えています。
個人的には期待している銘柄の一つですが、買い増しの予定はいまのところありません。
あなたと私の資産が増えますように☆

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